- [ 計算条件 ] 欄のスライダを移動し、 各テキストボックスの数値を設定します。
− スライダを移動すると、テキストボックスに数値が入力されます。
− テキストボックス内をクリックまたはタップ(以下 ”クリック” )すると、数値を直接入力できます。
− キーボードを使用する場合、スライダのつまみをクリックすると、キーボードの方向キー(左右)でもスライダを移動できるようになります。
- [ 計算 ] ボタンをクリックして計算します。
− 計算結果を出力した後に計算条件を変更した場合は、[ 計算 ] ボタンを再度クリックし、再計算してください。
− [ 計算 ] ボタンをクリックしてエラーになる場合は、「エラーについて」を参照してください。
- CIN : 入力コンデンサ
- COUT : 出力コンデンサ
- CSS : ソフトスタートタイミングコンデンサ
- CBS : ハイサイドドライバ電源用コンデンサ
(デフォルトで0.1µFとします。)
- REN1 : イネーブル端子設定用
(デフォルトで100kΩとします。)
- Inductor : インダクタンス値
- ユーザー設定⊿ILのテキストボックスにて、ご希望のインダクタリップル電流⊿ILを入力してください。
- 計算ボタンを押し、インダクタンスL値を計算してください。
- インダクタメーカーのカタログを参照し、近い値の部品を選定してください。
- ユーザー設定インダクタンスL値をテキストボックスへ入力してください。
- 計算ボタンを押して、選定したインダクタンスL値による⊿ILを再計算してください。
条件 |
⊿IL |
備考 |
On-Duty<0.5 |
0.2A-1.0A |
ユーザー設定可能範囲 |
On-Duty≧0.5 |
0.2A未満 |
サブハーモニック発振回避のため |
軽負荷高効率モードパルススキップは、 NR263Sに搭載されている機能で、 軽負荷時に単位時間あたりのスイッチング回数を少なくし、 消費電力を改善することが出来ます。 なお、 インダクタL値が小さい方が、パルススキップ周波数Fskipが上昇します。
- スタンバイ負荷の負荷電流Ioの入力
『 パルススキップ時の負荷電流 IO設定 』の入力値は、 ご使用になる最大負荷ではなく、 スタンバイ負荷時の負荷電流Ioを入力してください。
- パルススキップ時のインダクタピーク電流ILPの入力
パルススキップ中のインダクタピーク電流ILPは、 ユーザー設定のインダクタンスと入力電圧VINに依存性をもちます。 パルススキップ周波数Fskipは、データシート記載の計算式で計算出来ますが、 条件としてILPの値を入力する必要があります。 これは以下の参考特性図から、 入力電圧VINの条件と、 ユーザー設定インダクタンスの条件から、ILPを読み取り、 『 パルススキップ時のILP設定 』のテキストボックスに入力してください。
外付けインダクタンス別、V
IN 対 IL
P 参考特性
本ツールにおけるパルススキップ周波数Fskipの計算は、 あくまで目安の概算見積りといたします。 保証値ではないことにご留意願います。
- 目標効率 ηの入力値は、入力電流Iinを概算するために使用します。トランス2次巻線の負荷電流見積りの際必要です。
- 目標出力リップル電圧の入力値は、出力のリップル電圧を何mVp-p以下にするかを入力してください。
- 計算結果における、出力コンデンサCoutのESR要求値およびリップル電流は、ユーザー設定インダクタンスL値により計算されます。
- NR263Sの内部損失は、データシートの熱減定格曲線の内側であることが必須条件です。